ジョーカーゲームの原作を読んで。
ジョーカーゲームはアニメから入って普通にスパイかっけー!キャラもかっけー!ってどハマりして原作小説を買い揃えた作品です。
『ジョーカー・ゲーム』『ダブル・ジョーカー』『パラダイス・ロスト』『ラスト・ワルツ』の四作全て短編集で時系列もバラバラなのでどこから買っても安心仕様です。著者は柳広司さん。(『ジョーカー・ゲーム』に収録されてる同名の短編だけは最初に読んだ方がいいかも)
私はアニメコラボの表紙つきのものを買ったけどまだ売ってるのかなぁ。
シリーズの第一弾です。コラボ表紙は結城中佐。
収録されている作品は多少の改変はあるにしても全てアニメ化されている作品なので映像が頭に浮かびやすい印象でした。
『ダブル・ジョーカー』
シリーズの第二弾です。コラボ表紙は三好。声優は下野紘さんが務めたのですが個人的には珍しく艶っぽいキャラクターだなぁという印象。
三好が表紙のこの巻に柩が収録されているのは憎いというか粋というか…。
『パラダイス・ロスト』
シリーズの第三弾です。コラボ表紙は神永。
確かこの巻はミュシャ展の入場待ちの時に読んだはず。
何故かこの巻からぐっときたフレーズに付箋が貼ってあるので紹介します。
『「わたしは時々とても不安になる……この楽園のようにうつくしい光景も、明日にはもうなくなってしまうんじゃないか。この幸福も、ほんの今日だけのものじゃないかって
思って、何だか泣き出しそうになる……」』(『失楽園』より)
『「楽観的平和主義者だよ、ここにいる我々はみんな。そうは思わんかね?」』(『失楽園』より)
『ーー利口な獣は追われていると知りながら、猟師を破滅に導くことができる。』(『追跡』より)
『「頸動脈を断ち切るのにナイフは必要ありません、爪で充分です。』(『暗号名ケルベロス 前篇』より)
こう並べるとなんでこれかなぁなんてのもありますが当時の私は何か思うことがあったんでしょうね。最後のはこのセリフを言った甘利があまりにもかっこよすぎて(ダジャレじゃありません)印象が強かった覚えがあります。
『ラスト・ワルツ』
シリーズの第四弾です。コラボ表紙は甘利。
『アジア・エクスプレス』が収録されてるんだからこっち田崎にしてケルベロスが収録されてる前巻を甘利にすればいいのになぁと思ってしまう。
何故かこっちは付箋が一枚も貼ってない……。まあ無理して貼るものでもないですし。
以上、ジョーカーゲームシリーズのあれこれでした。
昭和の第二次世界大戦前辺りとかスーツとかスパイものが好きならオススメです。アニメとかスーツのイケメンばっかだしね!声優も豪華だし。ちなみに漫画も出てますよ。